ロボットのシロー

ロボットのシロー

作 園木 まさ

絵 ニシ カツミ

ページ数 24ページ

サイズ B5

価格 書籍 1,320円(税込)

絵本の内容
「これは、とおいようでちかい、みらいのふしぎなものがたり。
ここは、ロボットおうこく。ロボットとにんげんが、なかよくくらすせかいです。
ロボットおうこくでは、めいれいひとつでロボットやきかいたちがなんでもしてくれます。」
 
物語の冒頭の一節にあるとおり、遠いようで近い未来の不思議な物語です。
ロボット王国の王子として生まれたシンは、父や祖父をはじめとした、歴代の王たちの功績に憧れ、自分も立派な王になると誓います。
そんなシンに遣えるロボットのシロ―には、実は大きな秘密があるのでした。シンが自らの志を忘れてしまった時に、ロボットのシロ―に異変が起こって…ロボットのシロ―に隠された秘密とは、一体何なのでしょうか。
物語のモチーフ
佐賀県伊万里市で親の代から設計事務所を営む方をモチーフにした物語です。
ロボットやAIの発展は目覚ましく、遠いようで近い未来に、ロボットと共生する時代が本当に訪れるかもしれません。
そんな時代になったとしても、変わらない人の「あり方」はなんなのだろうか、というところをテーマのひとつとしました。
ロボットが登場する絵本ですが、「メカっぽさ」はあまり感じません。モチーフになって頂いた方の顔が、柔らかなタッチでかわいらしいロボットとして描かれている「木になる絵本屋さん」の創作を始めるきっかけになった最初の作品です。
著者のご紹介

園木 まさ

東京都八王子市出身。
色々な人の人生を見聞きしてきた中で、 ふとしたきっかけから、どこかの誰かの人生をモチーフにした絵本の創作活動を始める。
絵を描く技術はないに等しい。
絵描きのご紹介

ニシ カツミ

佐賀県鳥栖市で、父親の代から続くうどん店を切り盛りする傍ら、幼少のころから好きだったイラストの仕事を始める。三児の母として、日々、子育てにも奮闘中。地方情報誌にて、主婦目線の日常を綴る4コマ漫画を掲載している。